愛あればこそ

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宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

越路吹雪三十七回忌 特別追悼公演『越路吹雪に捧ぐ』

まさおちゃんにひとめ会いたいがために2つ買わされる羽目になった「越路吹雪に捧ぐ」CD。でもまあ今回はまさおちゃんとかりさんが折衷されて美味しく詰めあわされているのでわたし的オトク度2倍だと思えば2つ買っても結果トントンなのでノープロブレムでモーマンタイってことですねー良かった!(にっこり)っていう、こういう頭の悪いただのアホがきっと日本経済をゆるーく回しているひとりなんだと思うからわたしの存在もけっして無駄じゃないんですね...生きてて良かったです(自己解決)。

そんな「越路吹雪に捧ぐ」の素晴らしい楽曲や歌唱が今度は生で堪能できるということでコンサート発表当初はもしやとうとうかりさんとまさきさんで夢の共演が叶ってしまうのか、そしてかりさんに「まさおちゃん」とか呼ばれて「はい♡」言いながら必殺☆下級生ヅラするまさおちゃんの図、みたいなものを脳内で展開してひとり勝手におろおろしていたんだけど、蓋を開けてみたらまさおちゃんは残念ながら出演せず今頃はディナーショーのお稽古みたいですねー。久しぶりに、そしてすっかり綺麗なお姉さんに成り果てたまさおちゃんにやっと会えたダイスケの心中をお察しします。泣きたいときは泣いていいんだよダイスケ...でもほんと良かった。良かったよダイスケ...(肩を抱きながら)

こうして話が逸れていくのはWOWOW収録のまさおちゃんの影響なんだと思うけど(もともとです)(まさおちゃん冤罪)行き先迷子になる前に軌道に戻りたいと思います。

 

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越路吹雪に捧ぐ」コンサート@日生劇場、行ってきました!半年くらい?だったかの改修工事があってわたし的には雪組『伯爵令嬢』以来の日生劇場だったんだけど、正直どこがどうリニューアルされたかわからないくらいには以前のままにしか見えなくてでもまああのちょっと海の中にいるような、珊瑚に囲まれているような不思議に落ち着く空間けっこう好きなので変わらない劇場で良かったです。

 

箱が良くても中身が良くないと...ということでコンサートの話をするんだけど(それが本題です)、かりさんは置いておいて一番印象に残ったのは意外なマミさんでした。越路さんのマニッシュな印象そのままでなんとなーくその低音ボイスも越路さんに似ている気がして、若き日の越路さんってきっとこんな感じだったんだろうなーと思わされる舞台姿だったんだけど、そんなことよりもなによりも歌われた『ジジ・ラモローゾ』が本当に素晴らしくて、マミさんのあの細い身体と歌唱だけでひとつのミュージカルが成り立っているような、その情感に溢れたパフォーマンスがあまりにも凄まじすぎて、マミさんの姿を通して歌の情景が浮かび上がるかのようで思わず鳥肌が立ちました。マミさん本当に素晴らしかった!!!

そしてまさおちゃんのいないコンサートで『雪が降る』を歌ってくれたのはルキーニ先輩のわたるさん。一幕ではその長い美脚を(ぴったりしたニーハイ履きつつだったけど)惜しげもなく晒してくれてまさおちゃんもはよ!脚!出してこ!!!くらいにはいろいろ掻き立てられたんだけどほんとまさおちゃんそろそろいいかげんにしたほうがいい......脚...............出そ......(切望)

場末のバーで曇った窓を手で擦って酒を片手に外に降る雪を眺めてため息つきながらひとりごとを言うまさきさんに対してわたるさんは雪の中ひとり凍えながらそこにいない相手に訴えかけるかのように絞り出してセリフを言ってて、だからふたりまったく違う感じでだけどわたるさんの『雪が降る』もとても良かったです。セリフの背景はわたしの勝手なイメージです、いちおう。

 

そして、かりさん。もうすっかり還暦目前のおばさま感満載だしあれは決められた衣装なのか自前なのかわからないけどどうしてもやっぱりそもそもの服のセンスにはモノ申したい感じは残るんだけどでもやっぱりいつまで経っても贔屓って贔屓なんだなって思いました(意味不明)。高音はすっかり出なくなっちゃったけど深みのある低音ボイスは健在で四半世紀以上ずっと聴いてきているあの歌声はもうわたしの一部みたいな感覚なのかほんと心地よくてでもやっぱり情感たっぷりと歌い上げる歌唱は震えるほど麗しくて涙が出そうになりました。フィナーレのかりさんはドレスが一番マトモ素敵だったしなによりわたしの目に映るかりさんはさいこうに美しい人でした。

 

総合司会は檀ちゃんでマミさんわたるさんっていうかつての夫二人をもはや母のように見つめる感じにちょっと萌えたと同時にどうしても20年後くらいのOGコンでのまさちゃぴとたまきに置き換えてしまう自分がいたりして、ほんと自分の思考回路の短絡さに辟易します。でもいつかまさちゃぴでこうして舞台に並ぶ姿、やっぱり見たいです。

 

そしてイーちゃんずんこさんオサさんっていう安定した歌唱はもちろん、ウタコさんヤンさんかしげさん水さんもさすがの元トップスターな貫禄とオーラで聴かせてくれたし、なんといってもバックダンサーだとばかり思っていたみっしょんとPちゃんがふたりで場面をもらっていてそれぞれ2曲ずつ歌っていたのがなんかすっごく嬉しかったのとゲスト(久野綾希子前田美波里渡辺えり松本幸四郎)があまりにも豪華すぎたということは記しておきたいところです。結論としては越路吹雪さんSUGEEEEEEE!!!ってことに尽きるってことです。

 

どれもほんと素晴らしい楽曲だったんだけど最後にわがままを言えばぜんぶまさおちゃんで改めて聴きたいです(貪欲)。ステージに立った諸先輩方にはまだまだ遠く及ばないとは思いながらもまさおちゃんでいろんなシャンソン聴いてみたいです。と思ったところで。やるじゃないですかあああああ!!!!!シャンソン単独ライブ!!!!!!やっばいほんとに楽しみさらに倍!になってきました。龍真咲さんの歌はわたしにとってはやっぱり何にも替えがたいさいこうのスペシャリテです。とりあえずまずはDSですね。まさおちゃんお稽古がんばってますかー???