愛あればこそ

愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

まさきさんへのラブレター

まさきさん、おげんきですか。

退団公演の初日からもう一年が経ち、今はNYCで存分に遊び、存分に戦っているまさきさん。いつでもなんにでも全力投球なまさきさんゆえ、その街でもたくさん笑ってたくさん苦しんでるのかな...でもそんなまさきさんを思うとわたしもがんばらなきゃ!って思うしそう思わせてくれるまさきさんは今でもやっぱりわたしにとっては唯一無二の存在です。

「苦しんで、苦しんで、楽しむ。」これはいつだったかまさきさんご自身が言った言葉です。今苦しいことがあってもその苦しさを乗り越えたらきっとその先には楽しいことが待っている。以来、まさきさんのこの言葉がわたしにとってのカンフル剤になりました。まさきさんの発する言葉のチカラ、ほんとうにすごいんです。貴女のそのさりげない一言がわたしたちファンをどれだけ勇気づけてきたかわかりますか?

確かに、宝塚時代は異端児だったのかもしれない。わたしたちファンはもはやその判断がつかないくらいには貴女に夢中になってしまっていたけれど、周りから漏れ聞こえてくる声できっとそうなんだなーと理解できないながらも感じていました。だけど貴女の生まれ持っている内面から発光しているかのようなきらきらと、宝塚を愛して止まないその思いがどれだけ男役・龍真咲を魅力的に見せていたか...きっと貴女にはわからないでしょう。客席から貴女を見ていていつも、この光景を貴女にも見せてあげたい。こんなにも宝塚の舞台にきらきらと息づいている龍真咲という人を一度でいいからまさきさんに見せてあげたい。一番見せてあげたい人なのに、地球上で唯一決してそれが叶わない人であることがあたりまえなのに悔しくもありました。

こんなにも宝塚を愛していて、こんなにもファンを大切に思ってくれる貴女が宝塚歌劇団を退団する。それが事実となったとき、まさきさんご自身がどれだけの思いで最後の日を迎えるのだろうか、分身のような宝塚から離れてしまったらもしかしたらまさきさんは壊れてしまうのではないか、そんな杞憂のほうが自分自身の悲しみよりも大きかった。そんな思いで迎えた退団公演の初日でした。

そしてわたしはまさきさんのことをわかっていなかった。9月4日のあのやりきった清々しい笑顔とその後の充実した日々を満喫している貴女を見て反省しました。龍真咲は立ち止まる人ではない。ひとつの夢を叶えたらまた次の夢へまい進する人。そんなことわかりきっていたはずなのになんてくだらない心配をしていたんだろう。WOWOWの公開収録の時に「大羽根、懐かしいですか?」と聞かれ「ぜんぜん懐かしくないし私はこれから羽根よりももっといいものを見つけるから。」そう答えたまさきさんに震えるほど惚れ直しました。

貴女はいつだって、笑いながら、叱りながら(笑)、その奥で真の勇気を教えてくれる人。いつだって嘘をつかずに、前だけを見ている人。でもきっと傍から見たらその上辺だけが強調されてそれがゆえにいろんな誤解を生んできたんだと思います。もうちょっとうまく振る舞えばいいのに...わたしたちファンですら気を揉んだこともありました。「否定されることはつらいこと。」そう言った貴女だけどでも決して言い訳などせずに自分の信じる道を歩いてきた人。わたしたちファンは、ちゃんとまさきさんを見てきたファンは、そんなまさきさんの芯の部分をすべてわかっています。そして、心から尊敬しています。

 

これがあなたを好きでやめられない理由です。

2016年9月4日。貴女がわたしたちに笑いながら、でも不思議そうに尋ねた質問の答えです。やっぱり、わたしたちは変わり者でしょうか(笑)

 

これからも場所は変われど立つ場所すべてで輝き続けてくれるであろうまさきさん。今までとはちがってひとりで戦っていかなければならないまさきさん。でも目の前に立ちはだかる壁が高ければ高いほど貴女は燃えるんですよね。だからわたしも今まで以上に貴女を応援し、今度は貴女の勇気の種の一粒になれるようずっとついていきたい。その思いはもしかしたら現役の頃より強いかも知れません。

 

たった今と、これから先のずっとずっと先のまさきさんへ。愛を込めて。