愛あればこそ

愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

2015年度上半期総ざらい

 仕事が今までにないくらいに忙しくて社畜になり果て生気を失いつつ2015年の新年度を迎えました。

朝5:30「Passionate」で目覚まし→スヌーズ→起きない→5:45「世界の王」で目覚まし→スヌーズ→起きない→6:00「ロミオの嘆き」で目覚まし→スヌーz、いや『っうそだあああああぁぁぁぁぁっ!!!』の大音量でさすがに目を覚ますわけです。この30分間の二度寝ならぬ十度寝くらいがよいのです。朝から部屋中に『っうそだあああああぁぁぁぁぁっ!!!』が大音量で流れる我が家ですが家族はぴくりともいたしません。慣れたもんです。

そこから自分の準備と手抜きな朝食準備の間55インチのテレビ画面いっぱいにまさきさんを映しだし、まだ家族が寝ていることをいいことにひとり(まさきさん...やだ...かわいい...かわいいのに急にイケメン...つらい...吐息過多...酷い...)ぶつぶつ言いながら鼻の下伸ばしてにへらにへらして目玉焼き焦がすわけです。通常運転。家族も(またか...)と思いながら何も言わず食べてくれます。優しい。

8時過ぎには家を出てこちとらしがないサラリーマン、めいっぱい働かされます。ホント、6月くらいまでは終電近い帰りが多くて合間合間でまさき摂取するものの、まさき不足と睡眠不足で痩せこけそうでした(うそです)(1グラムたりとも痩せてなぞいません)(1グラムどころかだいぶ痩せた方がいいんじゃないですか)(ほっといてください)。

 

そんな中での観劇ライフ振りかえり。

 

4月9日 宙組『TOPHAT』観劇

宙組公演 『TOP HAT』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

まぁさまプレお披露目、まぁみりコンビお披露目公演です。赤坂ACTシアター

お披露目にハッピーミュージカル、いいですよね。「伯爵令嬢」の時も思ったけど、ハッピーでちょっとコミカル、笑いと涙で最後はハッピーエンド。コンビが愛し合って試練はあっても最後にはちゃんと結ばれる。お披露目はこうであって欲しい。こちとらお披露目にはあまりいい思い出がないもんでねぇ...(やさぐれないでください)

とにかくみりおんが可愛かった!みりおんってこんなに可愛かったっけ?今までみりおん眼中になかった。95期はちゃぴこ!!!ちゃぴこかわいいよちゃぴこ。ちゃぴこがいれば俺はそれでいいんだよおおおおおおっ!!!的な感じだったのにここでぐいっとみりおんが主張し始めた。まぁさまもお披露目とは思えない安定ぶりで長い手足を存分に生かして踊りまくってて。そしてまぁさまの包容力が半端なくて、みりおんも安心して全てを預けて伸び伸びと歌い踊ってる感じ。まぁみり。いいんじゃない?まぁみり。な公演でした。

 

4月24日 月組『1789 -バスティーユの恋人たち-』大劇場初日観劇

月組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

初日とは言わず、結局3回ムラ遠征して観劇したわけですが。

初日ねぇ...ほんとなんとも言い難い“モヤっと”だった。“モヤっと”ボタンをゆーっくり押し下げたいようなモヤモヤ。初日終わった後みんな口々に「素晴らしい!」「最高!」「本当に良かった!」「泣けた!」って言ってて、私自分の感覚がずれてるんだなぁってぼんやり思いながらその波に乗れず置いてけぼり感満載だった。楽曲は素晴らしいけど、それだけ。ストーリーに強弱もなければ転換もスムーズじゃない。これ、東宝楽まで私通えるの?くらいに落ち込んで。ちゃぴの目の前で濃厚なキスしちゃうまさきさんにも落ち込んだ。演出だけど。わかってるけど。でも。

 

5月10日 星組『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』中継

星組公演 『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

星組はね。ぶっちゃけ全く興味なくて。でもレジェンドだからね。レジェンド。レジェンドのラスト、一応観ておくか。というくらいな気持ちで会場もさすがレジェンド、埼玉スーパーアリーナまで行ってきました。いやあ、広い。広かったけど結局は半円部分をスクリーンにしていて、座席は残りの半円部分くらいだったからね。でも見渡す限り全部埋まってた。さすがレジェンド。でも、黒豹つまらんかった。柴田御大、どうした。私柴田先生の作品好きなのに。なんてったって『忠臣蔵』手がけてくれた人だからね。オリジナルで言うなら『アルジェの男』『ガラスの風景』とか今度雪組でやる『哀しみのコルドバ』だってそう。ヤンさんのサヨナラ公演。いやらしくない色気のある恋愛描写が好きなんだけどなあ。でも、なかなか結ばれない。柴田先生。

演出は謝珠栄先生。謝先生これはしょうがないよ。柴田先生が悪い。脚本つまんなすぎ。やたら説明台詞は多いくせにストーリーが全く頭に入ってこない。これ演者側も役作り大変だったと思う。一貫性がないんだもん。

近年のトップサヨナラ公演は駄作続きと言われていますが、これこそある意味レジェンド!な駄作だったと思います。※あくまでも私見です。辛口すみません。

 

6月1日 月組『1789 -バスティーユの恋人たち-』大劇場千秋楽観劇

この頃には演者も役を掴んできたのか、初日とは見違えるような熱気のある素晴らしい舞台を見せてくれました。フランス版の特徴からエンタテインメント作品として視点を変えてからは私もこの作品に魅了され、目くるめく歌とダンスに興奮が止まらず、まさきさんとちゃぴの歌声は圧巻としか言いようがなく、月組で、まさきさんでこの作品を日本初上演できたことに心から感謝した千秋楽でした。

カテコでは普段はおとなしい月組ファンですが、客電がついてもなお拍手を止めず、まさきさんもそれに応えて緞帳前に出てくださり、とても感動的な千秋楽でした。

 

6月9日 花組『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲』観劇

花組公演 『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

かのちゃんのトップ娘お披露目。かのちゃんは素顔は綺麗なのに舞台メイクはまだまだ改善の余地あるよね。もったいない。で、カリスタ。キキちゃんかわいそう!報われない。報われなさすぎ。裏の裏は表、みたいなどんでん返し的演出はおもしろかったけど、みりおのためにここまでしてくれたのに全く報われないキキちゃんかわいそすぎた。あと美穂姐さんのラスボス感。たまらんかった。

ファンタジアは良かった。稲葉先生最近急上昇だね。台湾を視野に入れた太鼓演奏や和テイストの舞台装飾、衣装も良かったと思う。だけど、みりおの花魁、あれ要る?いや、せっかくやるんだったら早着替えのやっつけではなくてきちんと時間設けてやろうよ。みりおなんだし。その価値ある。でも一瞬だった。しかも舞台奥のセリ上で。かのちゃんは思いの外がんばってた。みりおについて行こうと必死になっている感じとトップ娘としてしっかり舞台を務め上げていた姿勢にちょっと好感を持った。

 

6月19日 月組『1789 -バスティーユの恋人たち-』東宝初日観劇

「いよいよ東京初上陸です」みたいに言ってたよねまさきさん。初日挨拶で。違ったっけ?うろ覚え。でもほんと武者震いした。この時には東宝で再演することも発表されてたから余計に。月組のこの作品がこれからの「1789」の土台になっていくんだなと思うと。まさきさん頑張れ。相変わらずの出ずっぱり歌いっぱなしで大変だけど、どうか千秋楽まで無事何事もなく。ムラに比べてロナンは少し大人になったかな。そしてまさお節が自由に羽ばたきだす頃。安定。通常運転。龍真咲これでなきゃ。アントワネットは前半の奢侈に興じてる幼さと後半の母に王妃に目覚めた大人感がよりくっきり見えるようになって、ちゃぴは歌もより素晴らしくなってて。

 

7月26日 月組『1789 -バスティーユの恋人たち-』東宝千秋楽観劇

今までのどの作品も思ってきた。「生で観れるのはこれが最後」って。でも、生で観れなくなることの悲しさがこれほどまでに大きかった公演はないかも。ムラ初日の自分が聞いたら大笑いするだろうけど。でもこの作品ほど“生”で観ることの素晴らしさを感じた公演はなかったかな。舞台と客席が一体化している感覚。だから劇場に、客席にいないと味わえない。この頃にはもう公演Blu-rayが発売されていたので、当然発売日前にフラゲして劇場に通いつつも家で再生していたのですが(貪欲)、全然違うの。劇場で観る舞台と液晶画面で見る舞台が。びっくりした。だから余計にこの日は「生で観れるのはこれが最後なんだ」ってすっごい深いところで思って観た千秋楽でした。

 

8月11日・20日 宙組『王家に捧ぐ歌』観劇

宙組公演 『王家に捧ぐ歌』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

まぁみりキテるからね。私の中で。だから2回観た。王家はね、わたるさんのお披露目を何度か観ていて。しかも中日劇場まで遠征して観たからすっごく思い入れのある作品で。駄作とかスゴツヨwwwwとか言われまくってたけど、私好きなんだよなこういう作品。ロマンと許されざる愛と三角関係、みたいなやつ。ただ途中中だるみするよね。女官たちの場面とか、戦争の場面とかもうちょっとそぎ落として一幕ものにしてショーつけてくれたら最高だった。でもみりおんやっとトップ娘みたいな役もらってたし(トップ娘です)(なんなら丸三年やってます)。あと個人的にはまぁさまの裸足に萌えた。

 

8月14日 東宝エリザベート』観劇

帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』

もちろん、こちらもレジェンド・お花様シシィ。この人はシシィをやるべくして宝塚に入り、トップ娘役になり、いろいろあったけどミュージカル界に返り咲いた人。としか思えないくらいにはシシィだった。蘭ちゃんは...観てない。けど酷かったと聞いてる。「これだから宝塚出身は...」って今後のOGの仕事にも差支えそうだから、もう一度一からボイトレし直してきてね、蘭ちゃん。そしていつかまた返り咲いてね。待ってます。で、一番の収穫は井上トート。なんかすごくツボったの。私の中でのトートに描くイメージそのままで。宝塚はトップスターが演じるからどうしてもスタイリッシュでイケメンなトートになっちゃうけど、あれちょっと違和感で。...ていうと井上さんブサなんかい、と突っ込まれそうですが。とても素敵なトートでした。また井上さんのトート観たい。

 

9月6日 月組『DRAGON NIGHT!!』シアター・ドラマシティ観劇

月組公演 『DRAGON NIGHT!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

みんな私を褒めて。盛大に褒めて。初日にも楽にも遠征しなかった私を褒め称えて。人間やればできると思った。まさき茶に合わせて一度だけの遠征。案外大丈夫だった。

初めてのドラマシティ。最初入り口わからなかった。え?ここメインホールの入り口でしょ?入り口同じだった。そんなことはどうでもいいけど(いいなら文字数割かないでくださいね)自分のコンサートで伸び伸びと幸せそうに歌うまさきさん見てたら『Hot Fairy!!』の時若央先生が「ハンドマイク持って伸び伸びと歌うまさお見てたら少しも早くディナーショーやらせてあげたいと思った」って言ってたのを思い出した。この人もしや歌の申し子か!?くらいにはまるで呼吸するかのように自由自在に易々と数多い難曲を歌いこなしてて。やっぱりこの人の歌、歌声が大好き。

 

9月7日 月組『A-EN』ARTHUR VERSION観劇

月組公演 『A-EN(エイエン)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

実に20年以上ぶりのバウホール。もう20年前のバウホールがどんなだったか覚えてないけど。とりあえずトイレが綺麗だった。清潔の綺麗じゃなくて(もちろんそっちの意味でも綺麗だけど)造りが綺麗。おしゃれ。白を基調とした女の子なトイレ。トイレでこんなに文字数割かなくても。

で、あーさ。すごいよあーさ。言っとくけど私ボキャ貧だから。「すごい」多用するけど。でもほんとにあーさすごかった。まず、イケメン。ジャニヲタあーさ見たらほっとかないんちゃうん?くらいなジャニ系イケメン。そんなイケメンにツンデレやらすなや。釣れる釣れる。ほいほい釣れる。毎日大漁でしょあれじゃ。しかもありがちな「でもあの人顔だけでしょ」に終わらない。あーさ。歌もダンスもイケる。すごい。で、初ヒロイン小雪。やり過ぎ感がかわいい。まゆぽん。絶対先生役だと思ってた。ごめんなさい。学生服似合ってたよ。はーちゃん。学食のおばちゃん。でも今回一番動かされたかも。歌でも芝居でも。はーちゃん好き。100期101期の風間・天紫コンビもイケイケだったし月組若手の充実ぶり半端なかった。

 

9月18日 月組『DRAGON NIGHT!!』文京シビックホール初日観劇

びっくりした。音響に。このホール、すごい。たかが公民館、されど公民館。まさきさんの声が劇場中を包んで私の身体がその歌声の中にふわふわ浮いて最後には溶けちゃいそうな感じ。心地いい。ここは天国か。亀が東京仕様のちょっとオスマシちゃんになってて可愛かった。どうせ3日ももたないことはわかってるけど。亀。かわいい。

 

9月21日 月組『ミュージック・パフォーマンス“Wonder of Love”』観劇

「観劇」で合ってんのかな。まぁいいか。

前代未聞の退団前提ではない娘役主演のDS。それを我らがちゃぴが成功させたこと。感無量であります。ちゃぴ良かったよちゃぴ。お母さん嬉しい。自分のヒップ指差しながらずっきんどっきんしてるちゃぴくっそかわいかった。かと思えばここぞとばかりにバリバリに踊っててかっこよかった。うちのヨメ。自慢のヨメ。亭主は嫁のいぬ間に女とっかえひっかえ好き放題やってるけど嫁も嫁で若手イケメン従えて楽しそうにやってた。似たもの夫婦。安泰安泰。

 

9月23日 月組『DRAGON NIGHT!!』文京シビックホール千秋楽観劇

亀が走った。客席じゅうを走った。すごい。亀すばしっこかった。中の人やればできるんだね。ミュージカルコーナー終わりでいつも下手向いて顔あげて暗転になるところを千秋楽はその後正面向いて幸せそうにお辞儀して。割れんばかりの拍手。で、まさきさんに叱られた。まだ終わってほしくないと反抗する客席に「そんな風に育てた覚えはない」って。新たな境地。叱られるのたまんない。ぞくぞくする。そのくせ最後の緞帳前では「『まだ終わってほしくない』『楽しかった』言ってもらえることが私たちの糧になるから」って。「これからも私たちはきっちりお稽古して最高の舞台をお見せします」って。うろ覚えだけど言ってくれたことはこんな感じで。こういうところ、タカニュで流してくれないかな。これこそが龍真咲なのに。コサメノーカットは素晴らしかったけど。ツンとデレを使い分けるまさきさん。たまりません。大好き。いい千秋楽だった。

 

9月26日 『Super Gift!』観劇

『Super Gift!』from Takarazuka Stars 特設サイト 梅田芸術劇場

OG公演。ウタミミの川霧プチ再演とかかりんちょの着流し深川とかヤンさんのしなやかなダンスとかずんこさんの相変わらず不感症っぽい(言い方)歌唱とかわたるさんの未だ現役で行けそうなイケメンっぷりとかみはるが実はめっさ可愛かった件とかゆりさんダンス専科に徹してる感じとかみほこちゃんの麗しい歌唱とか。アンサンブルに我らが87期どいちゃんコロちゃんいたし、博多座ぶりのみっしょん相変わらずお美しかったし、よっちさんもいた。ゲストは一路&和央。私からしたらタカコさんも雪組生で。かりいちの絡みも見れたしなんか懐かしかった。満足。

 

 

ざっくり言えば1789でドラゲな上半期。忙しかったけど楽しかったな。なんだかんだ観劇に行かせてくれる家族に感謝。

お茶会のこととかも書こうかと思ったけど、長くなるからやめる(笑)

次は(あれば)四半期報告にしよう。だれに報告するんだって話だけど。