愛あればこそ

愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

2015年・柴田イヤーを祝して勝手に柴田語り(ついでにヤンさんも)

101周年は柴田イヤーということで。よろしいですかね?

なんだか99周年から100周年あたりは植田イヤーだったみたいですけど、今年は選手交代ってことでよい?
 
いや、植爺はもうお腹いっぱいだしそもそも作品力に助けられているだけで脚本演出は私にはイマイチ魅力を感じない演出家なので辟易していたのですが。いやでも植爺のおかげでまさきさんのオスカルが観れた。それは感謝してる。今まで本当にありがとう、植田先生。
 
でも柴田先生はいい。待ってた。宝塚も新世紀になって若手の演出家が次々台頭してくる中ではあるけど、柴田先生の演出家魂はずっと受け継いでいって欲しいです。まあ、『黒豹の如く』はかなりの駄作だったけど。だからもう新作は書かなくていい。柴田先生には名作がたくさんあるではないですか。それを温存しましょう。ね?
 
 
公演バックナンバーみてみたら
 
2012年
------------------------------------------------
仮面のロマネスク(宙組・中日)
琥珀色の雨にぬれて(星組・全ツ)
 
 
2013年
------------------------------------------------
うたかたの恋(宙組・全ツ)
 
 
2014年
------------------------------------------------
 なし
 
 
2015年
------------------------------------------------
黒豹の如く(星組・久々の新作)
星影の人(雪組博多座
哀しみのコルドバ雪組・全ツ)
 
 
ほら。今年4作だよ。柴田先生。柴田イヤー認定。
来年には既に『激情』が控えてるしね。
 
柴田先生の書くラブロマンスって結構不倫モノが多かったり男尊女卑系が多かったりもするんだけど、なぜかあまり嫌悪感がない。“別れ”とか“嫉妬”とか“死”とか結構どろどろしそうなストーリーが多いのになぜか観劇欲はきちんと満たされる。観終わった後の憂鬱感がない。あ、誤解のないように言うけど、ちゃんとハッピーエンドもありますよ。
たぶん柴田先生の描く女性像が好きなんだと思う。すっごく丁寧に描写されてて。娘役の存在を大切にしてくださる先生。何かで読んだんだけど、「女役は恋して捨てられろ」みたいな柴田語録。たまんない。そして、舞台に作品に演出に色艶がある。そういえば柴田先生、忠臣蔵の稽古中に最後の光を失ったんだよね...銀橋を渡るかりんちょを見たのが最後たっだ、みたいに言ってた。最近。何かで。
忠臣蔵を手掛けてくれた柴田先生。かりんちょもとても先生のこと信頼してて。本当に『忠臣蔵』は大好きな作品。サヨナラなのに中年妻子持ちのご家老でともちゃんと結ばれるわけでもなく、しかも前作に引き続き和物で一本物。最初は最悪だと思った。サヨナラなのに。最低。でも。最高だった。最高の舞台、最高の作品だった。『忠臣蔵』でサヨナラできたこと。旧大劇場ともサヨナラできたこと。柴田先生には本当に感謝しかありません。
 

f:id:whea-t:20151014184719j:plain

 
懐かしい画像を見つけたので恐る恐る貼ってみる。
柴田先生若い!かりんちょかわいい!!!腕組まれて満更でもない柴田先生かわいいです。
 
 
あー。すぐに話が逸れてしまいますスミマセン。戻ります。
 
琥珀-』のラストシーンがすごく好きで。マジョレ湖でクロードとシャロンがすれ違うシーン。『仮面の-』のラストも好き。お互いの思いを知りながら別れる場面。いや、ユキちゃんとお花様のビジュアルのせいもあると思うけどラストのワルツ?ホント美しかった。『哀しみの-』は衝撃の事実を知って絶望の淵にいるエリオと反して幸せな未来を信じて疑わないエバとのやり取り。切ない。ただ急にエバが「おっかさん」言ったのびっくりした。綺麗なドレス着た美しいみはるが急に「おっかさん」言うの。真飛さん再演の方は観てないからわからないけど、これこのままなのかな。みゆちゃんが「おっかさん」言うのかな。まあみゆちゃんならわりかし似合いそうだけど。ってまた話逸れました。すみません。
 
『哀しみの-』はヤンさんの再演を観たんだけど。まだ古かった東京宝塚劇場で。
忘れもしないヤンさんのサヨナラ公演。ムラ公演中に震災があって公演中止。つい先日自分の贔屓を送り出した身にはヤンさんのファンの方々の気持ちを推し量るに充分過ぎて。ショックだった。結局はその後別の劇場だったかで仕切り直して、大劇場再開後に改めてサヨナラショーやってくれたから良かったけど。
 
てか今年はヤンさんイヤーでもあるよね。安寿イヤー。っていっても『メランコリック・ジゴロ』と『哀しみの-』だけか。こちらはあまり説得力なかった。でも一年に二作品も再演されるってすごくない?なので、安寿トリビュートイヤーってことで。決定。無理矢理。
 
で、柴田作品だけど。ノンちゃんが演った『チェーザレ・ボルジア』あれまさきさんで観たくない?もう叶わぬ夢かもしれないけど。黒髪ロン毛コスチューム物。でもってちょっと黒い役。似たビジュアルで『エル・アルコン』でもいいけど。まさきさんの黒髪ロン毛!!!観たい!!!と思ったら。あ、ある意味黒髪ロン毛ではないのか!!?!言ってみりゃコスチューム物でもあるぞ???
 
NOBUNAGA!!!
 
やだ黒髪無造作にポニテして甲冑着てるまさきさんとか?もしかしてヒゲなんかつけてみちゃったりしちゃう感じ???やだもうようこそここへ遊ぼうよパラダイスではないですか!!!!!神様さえも創ることのできないここはパラダイスではないですか!!!大野先生!!!ちょっと!!!(落ち着いてくださいね)
 
 
いや、柴田作品まだまだ観ていないのたくさんあるので、いろいろ観てみたいです。はい。