愛あればこそ

愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

アドバンスな娘役・真彩希帆。アデレイドが楽しみである。

ここ数年はまったく星組とは縁遠い人生を送って来ました。

湖月時代はそれなりに通いはした。でも安蘭・柚希時代はゼロではないにせよほぼスルーしてきたし、北翔政権になった今だって正直星組にはそそられない。星組公演期間は次の月組公演のためにせっせと身を粉にして働こうキャンペーン期間。まあ他の組も変わらないっちゃあ変わらないけど。

 

ところが。

そんな私の穏やかなヅカライフを変えようとしているひとりのタカラジェンヌが。

 

真彩希帆(まあや・きほ)

kageki.hankyu.co.jp

 

気にはなってたの。花組時代からずっと。

舞台姿が可愛らしくてでも今風ではない、ちょっと昭和感漂うノスタルジックな雰囲気。そして何と言っても歌うまさんですよ。これ、外せない。

そんな2014年の夏、組替え発表。

星組に縁のなかった(興味のなかった)(小声)私は

なんで真彩ちゃん星組なのおおおおおおお異動させるなら月組で引き取りたかったわあああああああ

と散々地団駄踏んででも真彩ちゃんとは縁がなかったんだと半ば諦めようと決心した矢先の花組エリザベート』千秋楽での組替えご挨拶。

 

このたび花組から星組に組替えさせていただくこととなりました真彩希帆でございます。

花組に組配属させていただいて約1年半、優しくて暖かくて大好きな花組の皆様から大事なことをたくさん教えていただきました。
娘役として舞台人として育てていただいた花組を離れるのは本当に淋しいですが、幸せで優しい思い出と学ばせていただいたことを自分の胸にぎゅっとしまって、明日からは星組の真彩希帆としてお役に立てるよう舞台に対してさらに真摯に向き合い、アドバンス。進化し続けていけるよう精いっぱい頑張ります。
本当にありがとうございました。

 

アドバンス真彩。すばらしいご挨拶だったの。このときまだ研3?マイクを付けたことすらなさそうな学年の子が緞帳前でエレベーターマイクに向かって堂々と。一言一言噛みしめるように、でもはきはきと、まっすぐ前を見て、立派にご挨拶してて。あ、でも「ぎゅっ」っていうところは可愛かった。ほんとに「ぎゅっ」ってしてた。真彩ちゃんのNHKテレビ小説ヒロイン的なかわいさにテレビの前でごろんごろんした。
 
いまどきの娘役の流行りなのか特に下級生の子はどうも天然っぽい、たどたどしく話す子が多い気がしてて。いわゆる“ぶりっこ”的な?そこはかとなく計算が見えてしまうこともあったり(性格悪いですね)。まあ可愛いから結局許しちゃうんだけど。でもあまりいいイメージは持っていなかった。
だから真彩ちゃんの組替え挨拶は衝撃だった。媚びるでもなく、可愛く見せようとするでもなく、逆にサバサバ系を装うでもなく、自然体で真摯に心を込めて自分の気持ちと感謝を伝えた。まさに娘役的アドバンス。
 
そんなこんなで月組ですらなかなか観に行かない新人公演、アデレイド真彩を見たいがためだけにチケット取ったよね。大人の手段で取ったよね。来週観に行くから。主演する瀬央ゆりあくんという方も碌に存じ上げずなのに。瀬央さんごめんなさい95期なんだね。覚えた。覚えたよ。
でさあ今度バウヒロイン演るじゃないですか。私まさきさん以外の遠征したことないしするつもりもなかったのに思わず遠征計画立てたよね。よーくみたら月東宝期間と丸被りだったから泣く泣く諦めたけど。
 
真彩がんばれ。立つんだ真彩。
私はいつか真彩ちゃんが大羽根背負ってる姿見たいんだ。
 
アドバンスだ、真彩!!!