愛あればこそ

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宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

凪七瑠海ディナーショー『Evolution!』

凪七瑠海ディナーショー『Evolution!』
宝塚ホテル 2016年11月1日~11月2日第一ホテル東京 2016年11月7日~11月8日
作・演出/酒井澄夫
出演/凪七瑠海・楓ゆき・夢奈瑠音・叶羽時・蓮つかさ

 

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 カチャDS潜入してきた!11月8日(火)ディナーの部。

まさきさん退団以降宙組エリザは観たものの月組界隈からはすっかり遠ざかって(遠ざけて)いたのでひっさしぶりの月組・・・・・・ってカチャはもう専科だった。「専科の凪七瑠海です」ってご挨拶してた・・・そか、もう専科か、そか。・・・・・・。でも専科に異動してもカチャはカチャで(あたりまえ)とにかくさいっこうに良きディナーショーだった。

 

FL千秋楽でカチャのDS行くと公言しただけにまさきさんの動向が気になっていたところに前日飛び込んできたミニスカ案件。ミニスカ履いて見学席に座ったという事実に要らぬ心配をしたもののどうやら最前ではなく2列目に座ったようでとりあえず胸を撫で下ろしました。まさきさんほどの女子力高きファッショニスタがこの16年耐えに耐えてきたんだもんね・・・そりゃミニスカも履きたくなるだろうよ。まさおファンはその辺ぜんっぜん抵抗ないしなんならもっと体のライン出してって欲しいくらいだし(総意)本人もまあ自分のファンが他の男役ファンとはちょっと異質なこともわかってるだろうから(決めつけ)もっと堂々と脚出していけばよい。それなのにあの人はあれだけの稀有な素地を持っていながらなぜか褒められることに慣れていない。ちょっと周りが自分を褒めだそうもんならすぐに話を切り替えようとする。ほんとなんなんだろうかあの人は・・・赤子のころから家族全員が見える高いところに寝かされてそのかわいさのあまり姫と呼ばれてきたはずなのに。今に至るまでにも相当綺麗だかわいいだ言われ続けてきたはずなのに。ディスられることには慣れていてもなぜか褒めれらることには一向に慣れない感じとか・・・・・・ほんと意味わかんなくてかわいい(安定)。いや何が言いたいかって結局ノリノリでミニスカ履いてきた割にはホテルついて急に恥ずかしくなったのか暗転してからそっと入り終演前にそっと出てったまさおちゃんがほんと宝の持ち腐れすぎて困るってことです。アントワーヌ・クルック氏をして「どこまでも伸びる長い脚」と慄かせたほどの素晴らしき美脚は言わば国宝だよ?国宝はどんどん展示して見せていこうよ、って話です。だからまさおちゃん。この日の全身絶対自撮りしてんでしょ!?そのカメラロールの中からお気に入りの一枚晒しちゃいなよ!You!!!ootdしときなよ!!!

 

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いやほんとカチャDSさいこうでした。しょっぱなの登場がポスターのお衣装でもういきなりかっこよくてびっくりして思わず黄色い声出たし。小顔脚長はいやというほど見慣れているはずなのにカチャ様のあの頭身はいったいどういうことなんですかね・・・ほんとあまりの超人的なビジュアルに理解が及ばず頭を抱えました・・・そしてその長い手足を気持ちよさそうに開放して踊るそのダンス。DSゆえダンス率は低かったけどもうカチャが足踏みして揺れてるだけでかっこいい。ただリズムに乗って足踏みして揺れてるだけなのに。いったい何が違うんだろう・・・(誰と比べてるんですか)

歌唱もすっごく良かったです。カチャの一番伸びやかに出るキーに合わせて歌うとこんなにも心地よい歌声になるんだと再認識。『熱愛のボレロ』なんてその最たるものでカチャの伸びやかな歌声に鳥肌が立ったよ・・・シメさんもこんなに気持ちよく伸びやかに歌われたらさぞ嬉しかろうよ。てかもはやシメさんが見えたもん。ほらカチャってちょっとシメさんみあるし。まさきさんが『DRAGON NIGHT!!』で歌った『Feeling Good』。まさきさんはこれどちらかというと低音をスモーキーに響かせて歌っていたけれどカチャは高音の方をスモーキーに響かせていて同じ歌でもこんなに違ってでもこちらも痺れました。

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月ロミジュリのフィナーレ男役群舞のパープルグレーっぽいてろてろ生地の衣装着て全ツHoBのラテン曲で客席登場したときはほんとイケだったしその衣装でキレよく踊られたもんだからほんと頭が混乱した。あの衣装とキレのよいダンスをイコールで結ぶのに脳内修正かなり大変でしたほんと・・・ねえまさきさん?(なぜまさきさん)。いやまさきさんに話振ってる場合じゃない(まさきさんごめんなさい)。ダンスと言えばるねと踊った官能ダンスあれたまらんかったです。すっごい、えろかった。色っぽいダンスとか見つめあう目線とか絡み合う体とかなんかもうすっごい・・・・・・えろかった。カチャがえろかった。えろいカチャはちょっとヤバいやつかも知れない。カチャのえろいダンスは本気で死ぬやつだった。

客席降りでタッチして欲しくてすっごいもの欲しそうな顔して見つめてたらすっごく優しく手を差し伸べてくれて、まあその手の白くて美しいこと、指の細長いことといったらもうわたしのこのきったない手が触れてはいけないのかしらくらいには思ったし、思うには思ったけどせっかくなのでタッチして(したんですね)ほくほくしながらパブロフ的に無意識に匂いを嗅いだら無臭でびっくりしました(まさお担あるある)。

 

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そしてたんちゃん、るね、時ちゃん、れんこん。みんな素晴らしかったです。

カチャにお水とタオル渡してあげたり、誕生日の花とその花言葉を昭和的大仰な身振りで教えてあげてたりなんかとってもデジャヴ感満載のたんちゃん。たんちゃんちょっと新妻さんみあってかわいいですよね。あんなほんわかしたかっぽうぎ着せたい系娘役ちゃんなのにいざスイッチ入るとすっごくセクシーになるのちょっとドキッとします。カチャとデュエットしたカサブランカの曲、たんちゃんの素直な歌声がカチャの歌声に綺麗にシンクロしていてとっても耳に心地よかった。

るねは何と言っても前出の官能ダンス!るねの新たな扉を開いた感あってほんとあのえろダンス良かった。あとは本役新公ダブルで歌った1789の『世界を我らに』。るねがあんなに歌える子だとは知らなかった。しかもすっごいいい声持ってるんだねー。そして驚愕の小顔。カチャと並んでも引けを取らない頭蓋骨の小ささたるや。人類は確かに進化している。その進化の過程を目の当たりにしている気分だった(ラッキー)。

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すっごく娘役らしさのある時ちゃん。カチャバッグ持って楽屋入りが定番のカチャ大好き時ちゃん。この子は可憐な娘役らしさの中にちゃんと芯があって歌もダンスもすばらしいです。ああ宝塚を観に来たんだなーと思わせてくれる娘役ちゃん。カチャ好きすぎて千秋楽泣いてたよねー。涙を隠すためにカチャのために用意したHappyBirthdayのサングラスかけてたけどそれでもぽろぽろ涙流して泣いてた。でもそんなことより免許取ってから11年ペーパードライバーだったカチャに「練習を兼ねて六甲山にドライブ連れてってもらったんですう♡」って言っちゃう時ちゃんにひとかたならぬカチャへの愛を感じました・・・時ちゃん命がけ・・・(震)

そして、れんこん。れんこんは若くして出来上がっちゃってるから良くも悪くも面白味がちょっとなんだよね・・・まだまだ下級生なのに出来て当たり前感を醸し出してしまうのとかちょっと損してる。でもやっぱり出来上がってるだけあってれんこんの安定感凄かった。自分でも自覚あるほどのええ声をして伸びやかに歌う歌声はもちろん、ダンスを含め男役としての見せ方をすでに熟知している研6生末恐ろしいです。そんな研6生どこぞの雪組にもいましたっけ(遠い目)。97期こわい。

そんなカチャ含め5人で繰り広げるトークはまあどうしても直近で体験した某方のDSトークがぶっ飛び過ぎてたからか(誰とは言いませんが)ちょっと物足りなさもあったけどそこはカチャの生真面目さがにじみ出るちょい面白くてちょい真面目なトークでとっても好感だった。そんな中特に印象に残ったのはカチャが言った「今まで私に与えられたこと、直面してきたことは絶対に今の自分のためになっている。それを今すごく感じられるしきっとこれからも自分の道は間違っていないと信じていける。だから今とっても幸せ。(ニュアンス)」っていう言葉。エリザガラコンの制作発表で言ってた「エリザベートを乗り越えられたからこそ今どんなことでも乗り越えられるんだと思う」っていう言葉と相まって今までの決して楽ではなかった道程を歯をくいしばりながら一歩一歩踏みしめて自分の糧として歩んできたカチャの“今”が目の前にあるんだと思ってすっごく心に沁みました。

 

あとさー。わたしもしかしたら酒井先生の洋物ショー好きかもしれない。『パラダイス・トロピカーナ』はもうさいっこうなんだけど『レ・ビジュー・ブリアン』もそういえば好きだし今回のDSもいい演出だなーと思って蓋あけたら酒井先生だったし。

とにかく泣いて笑って震えて慄いて感動して。さいっっっこうに楽しくて幸せなディナーショーでした!!!