マリコさんの手の美しさ ◆ '95・星組『剣と恋と虹と』
ミュージカル・ロマンス『剣と恋と虹と』
まさおちゃんがインスタでマリコさんとのツーショとともに「アニバは、『剣と恋と虹と』を思い出しました！！！なつかしー！！！手が大好きで、素敵な手を遠くから見るだけで嬉しくて。。私は手フェチかもと認識しました（笑）」って言ってたのでふむふむ...と思って引っ張り出して観てみました（生活がまさおちゃん中心に回っている）。
マリコさんノルさんぶんちゃん。つい数日前に目の前の舞台でまさおちゃんに絡んでた大御所な大先輩たちが映像では若い！細い！かっこよい！！！当時も生で観ていたはずなんだけど今あらためてこうして映像で観てみると...なんだよ...かっこいいじゃないか...（目ゴシゴシ）。当時はアウトオブだったからな...（特に歌があれな人は...ぼそ）
マリコさん演じるエドモン男爵が濡れ衣で申し込まれた決闘で誤って死なせてしまった相手がのちに男に絡まれているところを助けたあやかさん演じる令嬢クリスティーヌの父親だと知り、クリスティーヌへの恋を封印ようと妻がいると嘘をつく。その後クリスティーヌに恋をした同じ青年団？のノルさん演じる不器用なジェラールに代わりクリスティーヌへのラブレターのゴーストライターになるエドモン。まあ最後の最後まで知られることなく、エドモンが死に至るその瞬間にやっと真実を知ったクリスティーヌがやっとエドモンを愛することになるんだけど。
なんか...いろいろ報われないなーという感想。ジェラールはエドモンのラブレターのおかげで両想いになったものの結局はピエロに終わってしまう。ピエロならピエロなりに見せ場があるかと思いきや自分がピエロだと自覚した途端戦場で撃たれて息絶えてしまう。ジェラールさんちゃんと成仏してください（合掌）。エドモンも濡れ衣で親の敵になってしまったがばっかりになんか欝な人生送る羽目になるし最後は頭上に木材を受けて死んでしまうって...。今まで何度もの決闘に勝ち抜いてきたし戦地を掻い潜って生き抜いてきたってのに。まあ最後の最後でクリスティーヌの愛を得られたからいいものの...。クリスティーヌもさ、手紙よりも人見ろよ...ちゃんと相手を見て恋をしてればこういうことにはならんだろ、的な。ジェラールが死んでも愛を貫いて5年間ずっと喪に服してきたのに手紙の主がエドモンだとわかった途端エドモンに愛を囁くんだからな...まったく...
って、ストーリー的にはベタなラブストーリーでツッコみどころも多く可もなく不可もなく、だったけどまあマリコさん素敵です。当時もビジュアルは悪くないなーとは思ってたけどいやいやこんなに素敵だったのね。そして、まさきさんのいう「手」。マリコさんは手が大きくて表情もあってその手に包み込まれたくなるような手をしてます。男役は手が大きくないとね。マリコさんの眼差しとか手の表情とか見てるとちょっとまさきさんの気持ちわかるわー。「このまま黄泉の国連れてってもらっちゃおっかな♡」みたいな。
そしてあやかさん。ほんっと綺麗。あやかさんは当時から好きだったけど今見てもやっぱり綺麗。令嬢とか姫とか似合うしそのビジュアルからしたら歴代一のシシィだと思うわ...ほんとまさきさんどんまい（だからいつもひとこと余計）。エドモンはモテ男でたくさんの女を泣かせてきた設定だけど、そんなモテ男が一瞬で惚れる女、ってのにすっごく説得力あるわあの美貌。特に後半の喪服なあやかさんの美しさたるや...。ほんと退団してヒデちゃんと結婚すると聞いたときは「あやかさんならもっといい男いるのに！なんでヒデちゃん！！！」くらいには憤ったものです（遠い目）（中山秀征さんその節は本当に申し訳ありませんでした）。
ノルさんは三枚目的な役どころだったから、というのもあるかもしれないけどもしかしたら今のノルさんの方が好きかもわたし。当時はやっぱり（映像観ても）あまり魅力を感じない...かな。ビジュアル的には好青年なんだけどちょっと色気に欠けるのか...数日前に観たフランツの方が数倍素敵でした。でもコミカルなお芝居上手でした。笑えたわー。
そうそう、あやかさんのお兄さん役でハッチさん。ハッチさんがお父さんではなくてお兄さんってのに時代を感じました。そしてそのハッチさんの恋人？役が現星組柚長、万里柚美さん。いやはやこの方はほんと美しいです。女版轟悠。彫刻的な美しさ。こんな美しい人が宝塚だけに人生捧げてくれてるのかと思うとほんとありがとうございます（立ち位置）。
しかしまさきさんなんでこの作品思い出したんだろ。単純にマリコさんの作品の中で一番好きなのかなー？でもまさおちゃんはいまだにほんと宝塚が好きなんだなーと思ってほっこりしました。ほんとまさおちゃんかわいい（華麗なる着地）。
