2017年 舞台観劇総括
新年おめでとうございます。クイズ番組見てたらいつの間にか年が明けていました。ってことで、昨年のはなしになりますが、2017年をかるーく振り返ってみます。
観劇した作品たち
1月
『エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』
-コスチュームバージョン(11.13.14.15)
-アニバーサリーバージョン(19.20)
2月
花組『雪華抄/金色の砂漠』(2)
3月
月組『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』(11)
花組『MY HERO』(20)
越路吹雪トリビュートコンサート『越路吹雪に捧ぐ』(28)
4月
宙組『王妃の館/VIVA FESTA!』(6.30)
龍真咲ディナーショー『MUSE』(25.26)
『美女と野獣』ライブ・オーケストラ(30)
5月
『王家の紋章』(2)
『グレート・ギャツビー』(16)
6月
『レ・ミゼラブル』(6)
宙組『A Motion』(24)
雪組『幕末太陽伝/Dramatic "S"』(27)
7月
8月
花組『邪馬台国の風/Sante!!』(19)
龍真咲コンサート『L.O.T.C 2017』(26.27)
『シャンソンの黄金時代』杜けあき出演回(24)
9月
雪組『琥珀色の雨にぬれて/”D"ramatic S!』(12)
吉野山世界遺産コンサート(16)
月組『All for One』観劇(24)
10月
月組『All for One』観劇(7)
『Song & Dance of Broadway』(9)
花組『ハンナのお花屋さん』(22)
宙組『神々の土地/クラシカルビジュー』(24)
11月
宙組『神々の土地/クラシカルビジュー』(4)
『ONE NIGHT DREAM』(11)
月組『鳳凰伝/CRYSTAL TAKARAZUKA』(25)
12月
星組『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA』(3)
『めざましクラシックスin兵庫』(9)
『屋根の上のヴァイオリン弾き』(14)
龍真咲バースデーライブ『Addict』(18.20)
総括
全40回の観劇でした。真咲さん現役時代には40回なんて1回の本公演でさらっと消化してたなあ...(遠い目)それを思えばすっごいいいペースで無理なく観劇できた一年だったかな。でも回数は数えてもチケット代は計算しません(にっこり)。贔屓が退団してもやっぱり宝塚は良いものです...なんならかえって贔屓が退団したことで万遍なくいろんな組を観れた、そんな一年でした。来年はもうちょっと外部の作品も観に行けたらいいなー(財布を覗き込みながら)
良かった作品ベスト3
1位-宙組『神々の土地』
2位-月組『グランドホテル』
3位-花組『ハンナのお花屋さん』
いやあ、2017年も後半にしてウエクミにしてやられました。悔しいけど認めざるを得ません。大劇場3作目にして力が抜けて余裕が出てきたのか、今まで(わたしが)感じてきた演出家のエゴみたいなものがすっかり無くなって、そうなると歴史的背景から登場人物の性格からなにからなにまで事細かに設定しにいく才女ウエクミならではの破たんのないストーリーと複雑なれど綺麗に交わる展開がすぅーっと入ってくるわけで途端に作品世界に惹きこまれるやつでした(ちょろ)。
そして『グランドホテル』。初演を一度だけ観はしたんだけど回転扉の記憶くらいしかなかったしさして印象に残ってもいなかったのでたまちゃぴお披露目作品っていうことも相まってちょっと後ずさり気味の観劇だったんだけど、いやあ...良かったです。こういう、なんでもない日常をいろんな視点から描き出しながら最後にじんわりと心に響くような作品、すっごい好きです。この作品の良さをわかる年齢になったんだなーとつくづく。
『ハンナのお花屋さん』も『舞音』でちょっとアレルギー反応気味だった景子センセの演出ってことで斜に構えての観劇だったんだけどこれまた良かったわー。ちょっと『Paradice Prince』を彷彿とさせるところがあったしフェアトレードの押し出し感は強かったけど、観た後にほっこりする良い作品でした。
良かった演者ベスト3
1位-怜美うらら『神々の土地』 イリナ
2位-愛希れいか『鳳凰伝』トゥーランドット
3位-夢咲ねね『グレート・ギャツビー』デイジー
演者のみなさんは基本一生懸命稽古を積んで毎日必死に舞台に立っていらっしゃると思っているので、なかなか選びづらいところではあるのですがそんな中あえて3人を選ぶとしたら、やっぱりこの3人かなー。うららは最後にして最高のイリナでした。この作品でこの役を演るためにすべての人事は仕組まれていたのか...くらいには思わされる圧倒的なヒロイン感と美しさ。同時にウエクミの素材の活かし方の妙たるや...さすがでした。
ちゃぴこはもう本当にすごいです。『All for One』のルイ14世もさすが元男役のちゃぴだけあって演じ分け完璧だったしルイーズになったちゃぴのかわいさたるや半端なかったんだけどやっぱりトゥーランドットの圧倒的な存在感には適わないやつで、あの数々の豪華な衣装にも負けない存在感と劇場中が凍るかのような氷の表情が怖いくらいに美しかった。宝塚としてはあまり褒められたことではないけど、主演を喰いにいくくらいの秀逸な演技がもう女帝そのものでした。
そしてねねちゃん!ねねちゃんの華と美しさをしてデイジーを演らずして誰が演る!?くらいにはまさにねねちゃんのためにあるようなお役でした。まあ、宝塚初演の鮎ちゃんには...適うか適わざるか...といったところかもしれないけど。カリンチョが初演で演じたギャツビーを主に観に来たはずなのに気づけばオペラはねねちゃんを追っているっていうやつでした。『1789』ではねねオランプとまさおマリーの共演が楽しみですねー。
良かったまさきちゃんベスト3
いちおう、これも総括として入れておこうかな。まあ...ここから先はまさきちゃんかわいいが主だと思うのでテキトーに読み飛ばしてくださいw
1位-龍真咲バースデーライブ『Addict』
2位-龍真咲世界遺産吉野山金峯山寺御奉納コンサート
3位-『シャンソンの黄金時代』
『Addict』良かったよー!!!直近でゲスト出演した数回のコンサートでちょっとまさきちゃんの歌唱を心配せざるを得ないことが立て続けだったので年の瀬も差し迫ったところでほんとうに安心しました。後半で披露してくれたミュージカル歌唱も、まだまだ未熟な部分はあれど気持ちよさそうに喉を開いて歌っているまさきちゃんを観ていて涙が出るほど安堵したやつでした。
2位はもう、なんというか、一生忘れないコンサートになったということで嵐の野外コンサートを選んだんだけどほんとうにこんな嵐の中山を登っている自分を嘲笑しながらも同じ思いで山を登ってきて冷たい雨に打たれながらそこにいるまさきちゃんとファンとの一体感が半端なくて結果さいこうのコンサートになったと思います。こんな嵐のコンサートなんか金輪際来るもんかと思いながら同じ条件でもう一度まさきちゃんがコンサートするなら?と問われたら喰い気味に「行く!!!」と言ってしまうやつです。
そして『シャンソンの黄金時代』。まずヤマハホールの音響がほんとうに素晴らしくて、今まで音響の良い劇場に何度か出会ってきたけどここほど演者の歌声に360度心地よく包まれているような感覚に陥る劇場ははじめてでした。そんな中、まさきちゃんにはまだまだ早いシャンソンだったけどその青さがかえって良かったというか、シャンソンという歌の世界に真咲さんなりに入り込んで一生懸命歌っているその姿が健気でかわいかったです。そしてまさかの『1789』から3曲を披露してくれるというサプライズまで付いてくる、スペシャルなコンサートでした。
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そんなこんなで、今年(もう去年か)もまさきちゃんに塗れて終わった一年だったけどこんなわたしのブログに怖いものみたさなのか不意に迷い込んでしまったのか、そぉーっと訪れてくださったみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。来年(もう今年か)もなんの変わり映えもしないブログになるとは思いますが、アホヅラが見たくなったときにはぜひお越しください。来年(だから今年だって)もどうぞよろしくおねがいいたします。