愛あればこそ

愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

柴田×杜の師弟愛があまりに素晴らしくて主に泣いてます

柴田センセーーーーーーーーーー!!!!!(号泣)

 

一年くらい前の柴田先生とウタコさんとかりさんのトーク?コンサート?だかにすっごい行きたかったんだけど都合が合わずに行けなくて、だから余計にこの放送はすっごいすっごい楽しみにしてました。てかもう、かりさんのテンション!!!それに反して柴田センセのブレずに渋い低トーンっぷりがもう!!!照れ屋な柴田センセに構わずバシバシ突っ込みにいくかりさんがもう!!!(ダンダンッ)

 

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ってまあ、「ごごラジ!」というNHKラジオのかりさんがパーソナリティを務める番組での話なんだけど、かりさんが柴田センセを紹介するときに「三角関係を書かせたら右に出る者はいない」って言ってて首がもぎれるほどうなずいたしそんな話をしているBGMがあれ、聞き間違いでなければシメあやかの『うたかたの恋』だったのがさいこう過ぎるやつでした。

そんなうたかた新公ルドルフを演るにあたり無理に背伸びしていたかりさんが稽古終わりのタクシーの中で柴田先生に「どうしても背伸びしてしまう」っていう悩みを伝えたときの柴田先生の「俺だっていつだってつま先立ちしてやってるんだからかりんちょごときはジャンプするくらいでちょうどいい(ニュアンス)」っていう言葉がかっこよすぎて震えました。「女役は一度男に遊ばれて捨てられろ(それくらいの経験がないと色気が出ない)」もあまりにもクール過ぎるしもういい加減「柴田語録」出して欲しいです。どこぞの出版社さんお願いします。

そんな柴田先生のカリンチョの印象ってのが「男役は男になろうとして男役の色を出してくるけどかりんちょは端からオンナだった」っていうのがすっごい新鮮だったんだけど当のかりさんは「そんなわたしが演るからこその男役の色気」みたいに言っててコイツら流石過ぎるゼ...と唸るしかないやつでした。

 

かりさんのサヨナラに大石内蔵助演らせてくれたのも、ラストの決め台詞書いてくれたのも、柴田先生。「もはやこれで、思い残すことはござらん。」本当にこの台詞は、内蔵助の、かりさんの、この作品を最後に幕を降ろす旧宝塚大劇場の、そして何よりも私たちファンの、すべての思いを昇華させてくれたさいこうの台詞です。そりゃ今の生徒たちの伝説にもなるだろうよ...そしてこの台詞をレポート用紙1枚に書いてかりさんに見せた柴田先生のドヤ顔とそれを見た瞬間柴田先生に抱きついたというかりさんの驚きと嬉しさに満ちた姿がもはやこの目で見たかのように目に浮かびます...この台詞をかりさんにくれた柴田先生と、『That's Life』をかりさんにくれた三木先生にはただただ感謝しかないです。突然の三木先生。失礼しました。

そんなこんなの決め台詞の話の流れで実際のかりさんの台詞が流れたんだけどそれを聞いた柴田先生の「失敗作!」の一言があまりにも温かくて泣きました。四半世紀ぶりのダメ出し。当時下手花道スッポンでこの台詞を言うかりさんを袖の奥で毎回チェックしていたという柴田先生そのものに思える、弟子への厳しさ溢れる愛でしかないやつでした。

 

先生の作品には品がある。かりさんの言うとおりです。柴田作品には三角関係、不倫、嫉妬、男女のどろどろとした黒い感情が渦巻いているのになぜか不快感を感じさせない何かがあるーーーそれがきっと“品”なんだと思います。そんな柴田先生が『忠臣蔵』以外で特に思い入れのある作品を問われて挙げていた3つが『天守に花匂い立つ』『あかねさす紫の花』『フィレンツェに燃えて』。『天守ー』はもちろんかりさん主演なので幾度となく観ているし『あかねさすー』も大好きな作品。『フィレンツェー』のみ残念ながら未見なので、スカステさんぜひこれを機に放送してください(エアリクエスト)。

 

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 退団から四半世紀を経てなお、こうやって変わらずに続く師弟関係ってすばらしいなーと思ったので、だんぜん四半世紀後のダイスケとまさきちゃんが楽しみになりました(結局そこ)。