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愛あればこそ

宝塚愛をこじらせたヅカヲタの戯言

宙に咲かせた大輪の花 ◆ '17・宙組『VIVA! FESTA!』

スーパー・レヴュー『VIVA! FESTA!』

宝塚大劇場 2017年2月3日~3月6日東京宝塚劇場 2017年3月31日~4月30日
作・演出/中村暁 
作曲・編曲/西村耕次・鞍富真一・青木朝子・手島恭子
音楽指揮/佐々田愛一郎
振付/羽山紀代美・御織ゆみ乃・若央りさ・平澤智・AYAKO
装置/新宮有紀
衣装監修/任田幾英 衣装/加藤真美
照明/勝柴次朗 音響/加門清邦
出演/朝夏まなと・実咲凜音

宙組公演 『王妃の館 -Château de la Reine-』『VIVA! FESTA!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

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すっごく幸せそうなみりおんでした。ありがたいことに東宝の客席からみりおんをお見送りさせていただくことができて、目の前に誇らしく満開に咲く大輪の花をしっかりと目に焼き付けてきました。

ちゃぴと同期だし就任時期もほぼ一緒だったってこともあってずっとみりおんのことは気にかけていてだからみりおんの舞台はなるべく観るようにしてきたんだけど、一作一作着実に実力も自信も身につけてきたみりおんがほんとうに美しくてまるで光の中に吸い込まれていくかのように眩しかったです。

ごあいさつではいく筋もの涙を流しながらもまったく声を詰まらせることなくしっかりと前を見据えてひとことひとこと噛みしめるように言葉を発したみりおん。やりきった人だけが見せられる清々しい幸せいっぱいの笑顔がまるで無垢な少女に戻ったかのようであまりにも美しすぎた実咲凜音のラストステージでした。

 

ダンサブルなショーは圧巻でした

ショーの感想をまだ書いていなかったのでここからは『VIVA! FESTA!』の感想も合わせて。『王妃ー』も思ったけどショーも娘役の衣装がかわいかったわー。特に冒頭うららの水色の衣装とみりおんのピンクのダルマ...なのかあれ...ゲートル履いてるっぽいダルマ風の衣装。みりおんはほんとちっちゃくて華奢でまぁさまの腕が長いこともあるんだろうけど後ろからみりおんを抱くまぁさまの腕が余裕すぎて、ちゃぴの筋肉を包み込むのにいっぱいいっぱいだった『舞音』の後ろからちゃぴを抱くまさきさんを思わず思い出しました(真顔)。ほんとちゃぴはいろんな意味で成長著しいからな...(ぼそっ)

あとすごく思ったのはやっぱりトップさんの資質がショーには直接的に反映するもんなんだなーということ。ダンスがまったくもってなってなかった(言い方)某龍真咲さん時代のショーはどうしても歌がメインになりがちで、だからショーというとわたしにとってはトップさんがソロで歌いまくるイメージがついてしまっていたようで、だから今回のショーはまったく違っていてびっくりしました。インストゥルメンタルの音楽に合わせてまぁさまはじめ組子たちがとにかく踊っている印象で要所要所に壮大なコーラスを入れ込んできてここぞというときにだけまぁさまのソロ歌で締める。なんでも出来るトップさんだとこういうショー構成になるんだなーと今さらながら感心しました。

 

蒼羽りくの正しいつかい方

贔屓以外をあまり貶したくはないんだけどここは多少の愛をもって言ってしまうとわたしの蒼羽りくの印象って全ツのアンドレで、タカラヅカニュースの全ツ10秒CMで流れたりくアンドレの歌が放送事故かと思うくらいにはすごいやつでつい我が耳を疑い家事の手を止めて巻き戻して再確認する、という所業を3回繰り返してやっといろいろと理解したという前科がわたしにはあって、だから今回のショーでのりくの使い方はマニュアライズされるくらいには正しいつかい方だったと思います。牛追いの場面のまぁさまとのダンスはほんとうに素晴らしくて、まぁさまを喰ってしまうくらいにはもう牛にしか見えなくてプロの仕事を見た気がしました。宝塚のスターシステムには難しいかもだけど踊れる人に踊らせて歌える人に歌わせておくのが界隈の平和が保たれていいと思うんですけどね...

 

団体賞取りにいってるやつでした

ソーラン宙組!さいこうに楽しかったです。世界の祭りをテーマにしたショーで“宙(そら)”だけに日本のソーラン節を取り上げた中村A先生のそのオヤジギャグ的な発想が功を奏したのか、今の宙組にぴったりなエネルギッシュで賑やかで明るい場面になりました。まぁみり率いる宙組の今一番いい状態に発酵した組の旨味を最大限に引き出したスペシャルなメインディッシュと言っても過言ではない場面で、もうこれは2017年の団体賞狙いにいってもいいんじゃないかと思うくらいには最高のソーラン節でした。千秋楽は上手前方席だったので目の前でソーランソーランするわたしのエビちゃんが近くで見れてデレまくりました。

 

夢々しすぎてこれぞ宝塚のデュエットダンスでした

黒燕尾なまぁさまと真っ白なドレスのみりおんとの文字通り最後のデュエットダンス。娘役を優しく見つめて包みこむ男役とそんな男役の愛を一身に受けてただただ幸せそうに微笑む娘役。ああ...これが宝塚のデュエットダンスでしたね...思い出しました。嗚呼、デュエットダンス...(古傷)

舞台にたかれたスモークがまぁさまとみりおんのダンスに合わせてふたりを包み込むようにふわりと舞って、まぁさまの腕の中でみりおんがくるくるまわりだすとそれに合わせてスモークも小さなハリケーンを起こしているように二人の足元で渦を巻いているのがとってもきれいでした。千秋楽のみりおんは今までのまぁさまへの愛、尊敬、感謝、すべての思いを抑えきれないかのように放出させていて、少し目を潤ませながらも幸せの絶頂にいるかのような表情でまぁさまとの最後のダンスを刻み込んでいるように見えて、今この絶頂で卒業していくみりおんは世界一の幸せ者なんだろうなーと思ったし、そう思うとやっぱりまさきさんにも最後に幸せなデュエットダンスを踊らせてあげたかったなーとどうしてもここに戻ってきてしまうのは私の性なのか癖なのか...まあ放っておいてください。

 

*****

とにかくみりおんの実力をしたら退団後の活躍も楽しみで仕方ありません。近い将来まさきさんと共演、なんてことにならないかなーとちょっとだけ期待してみたりしてます。でもまずは少しゆっくり休んで、自分の時間を楽しんで欲しいです。

みりおん、本当におつかれさまでした。

 

 

wheat.hateblo.jp